しばらくすると、今度はおばあさんが病気になった。

仲がいい夫婦で長年連れ添ったおじいさんが
遠くへ行ってしまったから、心が弱くなってしまったのかな。

「桃太郎。貴方はとっても強い子ね」

そうやって僕を育ててくれたおばあさん。