キジの死から数日後、僕はとある山についた。

最後の仲間の猿に会うために。

「桃太郎さん。お久しぶりです」

後ろから声がした。

振り返ってみると、最後の仲間の猿だった。
そして、やっぱりあのセリフを僕に言ってきた。

「桃太郎さん。腰につけた刀で俺の命を取ってくれ」