今日は、久しぶりにお城(私の家!)まで馬車で行く。

って言っても、敷地の中はそんなに広くなく、私の塔から馬車で行くと2分後には城の前に立っているのがいつものこと。

今日は、お城でパーティーが開かれる。

お父様とお母様、それに双子のロザリアとティファニーに唯一会える日。

ティファニーは、お父様以外唯一の王子。

跡継ぎだ。

「お父様!お母様!お久しぶりです。」

なぜ私は敬語を使ってるんだろ?

家族なのに。。。

「あ、オーロレア!久しぶりね。元気だった?」

「もちろんです。お母様たちも元気そうで何よりです。」

「ええ、もちろんよ。ささ、ロザリアとティファニーに合って来なさい。喜ぶわ。」

「ええ、では、これで。。。」

と返事を返す。

ふー、疲れること疲れること。

でも、私だけなんだよね。

レイモンド家の長女なのに、なんで一人人里離れた塔で暮らしてるんだろ?

と疑問を自分自身に投げかける。

ま、いっか!

良くないでしょ!って突っ込みたくなった人、ごめんなさい。

実はもう、聞いちゃってるんです。

でも、答えてくれないの。。

っていうか、うまくかわされてる感じです。