「お前が買えばいいだろう! 俺は沙織の命日でなぁー」
「沙織さんは、鈴実を産んだ本人だけど…私だってそれ以上に鈴実を愛してるの!」
「再婚相手の分際で、ほざいてるんじゃない!」
バチンと言う音がして…この時初めて、お母さんがすすり泣くのを聞いた。
…今まで、信じていたものが崩れて…お母さんはお母さんじゃなくて…。
涙がただ溢れて それ以上何も聞こえなくなって…
私はまた眠ってしまった。
その後の事を知らずに。
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