「風邪で人は死なねー」と言って、才賀は自室のベッドに横たわる。 顔も赤くて、汗もすごい……そう言えば、熱も38度超えてたって言ってたわね……。 「ねぇ、ご飯は?」 「お前、こんな状態で俺に飯作れっていってんのか……?」 「ち、違うわよ! 才賀のご飯!」 「俺……?」 現在お昼。 才賀は昨晩食べて以来、きっと何も口にしてない。