「凛花ちゃん、拓斗のこと大好きだったみたいだからね、仕方ないか……」

「うん。」

瞬也君の言葉に私は頷く。

「瞬也君が死んじゃえば良かったのに。
何で、拓斗なの⁇

ねぇ……何で⁇何でなの⁇」

私はそんなことを口走っていた。

瞬也君は死んだ魚みたいな目に少しだけ感情を灯した。

それは、淋しそうな目になった。