バシンー 仁君は瞬也君の頬を叩いた。 「腑抜けだことを言うのも大抵にしておけ。 お前は、瞬也だ。 どれだけ頑張っても、拓斗になることはできない。 例え、拓斗のようになれたとしても辛いだけだろう。 俺は忠告しておくぞ、辞めておけ。」 仁君の言うことは正しいことだと思う。 そう思うけど、やっぱり 瞬也君の心には届かない。