だったら、俺が死ねば良い。

俺の代わりに、拓斗を生き返らせばいい。」

「ふざけんな、お前も拓斗も死んだら お前の両親はどう思うのか……そういうことを考えろ。

お前まで死んでしまったら、俺は悲しい。」

仁君が真っ直ぐな瞳で瞬也君にそう言った。

けれど、そんな言葉 今の瞬也君には届かないみたい。

「俺より出来のよかった拓斗が戻って、嬉しいんじゃない⁇」