「今日も瞬也君、学校 休んでるみたいだよ。」 拓斗の双子のお兄ちゃん、瞬也君は あの日から1度も学校に来ていない。 双子だし……今まで、ずっと一緒に居た人が突然いなくなってしまう、っていうのは私以上に、私が考える以上に 辛いものがあるんだろうね。 あの日、天国に行ってしまった拓斗に私は約束したのに。 拓斗の望みを叶えてあげる、って約束したのに。