そんな反応を見ても、瞬也君は

「ん⁇
瞬也は、昨日 死んだんだから……お前等 誰に話しかけてるんだ⁇」

「んなら、お前は誰なんだよ。」

笑いながら聞き返す凌牙君に

「俺は誰なんだろうな。

俺が生まれたときに与えられた名前は確かに 瞬也だ。
でも、俺は昨日 今までの自分を捨てた。

拓斗になろうとしたんだから……瞬也でありながら、そうでないんじゃない⁇」