「だからと言って、 "森川 拓斗" が帰ってくる訳でもない。」 ……何が言いたいの⁇ どういうこと⁇ 「2人とも死んでしまったんだ。 俺は、拓斗の見た目をした抜け殻だ。」 瞬也君であるはずの目の前にいる人は、かつての拓斗みたいに顔をクシャクシャにして笑った。 「外面が拓斗になった俺と付き合ってくれる⁇」