「もう辞めて‼︎」

これ以上、もう聞きたくないよ。
そんな言葉。

「でも、確認できて良かったよ。」

「……え⁇」

急に落ち着きを取り戻したような瞬也君。
いや、元々 落ち着いていたか⁇

「俺も凛花ちゃんも、拓斗がいることを望んでいる……っていうことをね。」

瞬也君は、カバンを持って 教室のドアに手をかけてから振り返った。