「悠真だって教えてくれればいいのに!そう思わない!?」

「そうだけど…でも、なんだかんだ言って、悠真先輩のこと沢山話すよね。やっぱり気があるんじゃ…」

「絶対ないから。」

まったく美奈は…ニヤニヤしてこっちを見ている美奈を無視して席に着く。

はぁ、王子様と幼なじみだとめんどくさいなぁ〜。

…本当に、めんどくさい。

悠真は一度も考えたことがないだろうね、私が被害にあってるなんて。

先生が来たのと同時に椅子を引く音が響く。この時私は思う。

(あ、今日も学校が始まるんだ。)