バッ 少年は私の手を振り払い、体を勢いよく起こした。 どうやら覚醒したようだ。 少年は目をマン丸くしてキョロキョロと辺りを見回した。 意外にも目はつり上がっているな。 やがて私を見つけたらしく睨みつけている。 私はドライヤーのスイッチをきり少年に近づいた。