「気がついたか・・・・」




私がドライヤーで髪を乾かしていると少年のまぶたが開いた。



瞳は金色・・・・・・




はて、こんな犬いたか・・・・・?



一方の少年はまだ覚醒しきれていないらしく目の焦点があっていない。


ぼんやりとしたまま無意識に髪を乾かしていた私の手にすりよる。














・・・・・・・・・・。














こいつは犬や狼に似た猫かもしれない・・・・。



私の手に無意識に擦り寄る様子はまるで妹が飼っている猫に似ていた。