「それ、どうするつもりだよ。」 「・・・犬にこれは必須だろ。」 首輪をつけようとする私と嫌がる少年との攻防。 ちなみにこの首輪は私が愛読している『ワンちゃんの気持ち大百科』の おまけについていたものだ。 「俺を犬扱いするな。」 「犬だろお前。」 私と少年の攻防は数十分を要し、最終的に収納スペースに逃げ込んだ少年を追い詰め私が この戦いに勝利した。