「何が目的で、

 こんなことを起こしたのですか?

 私の夫までも巻き込んで…。」

ユノは「それに。」と話を続ける。

「剣は何処から…持ち出したんですか?

 確か…神界の地下にあったはずなの

 ですが…。」


「剣は、今お前が手を握って

 治療してるやつに聞いてみろ。

 …元神に。」


「まさか…。」

ユノは目を見開き、バッと

倒れているジュピターを見た。


ジュピターは薄っすらと目を開けて、

申し訳なさそうな顔をした。

「…悪い。俺が持ち出した。」


「そのせいであなたは重傷を

 負っているのですよッ。

 何故、こんなことをしたんですッ?」

そう問いかけると…悪魔が言った。


「こんなバカなことをしたのは、

 お前のためだぜ。

 現在序列第一位の神様さん♪」