「なんで?」

「・・・誘ってんの?」

ボンッ!

一気に体温が上昇した。

「ちがぅ・・・///」

「じゃ、オレ仕事行ってくるね」

ベッドから起き上がりスーツに着替え始めた。

「行ってらっしゃい♪」

「行ってきます。体、大事にしてね」

―チュッ

行ってきますのキスのをして翼は、会社に急いだ。

私は、シャワーを浴びて、火照った体でテレビを見ていた。

そっとお腹に手をあてた。

私のお腹の中には、翼との子供がいる。

まだ4週目。

小さな小さな命が生きている。