―――チュンチュン・・・。

小鳥のさえずりが聞こえる。

「ん・・・?」

「おはよう」

目を開けると翼が頬杖をついて笑っている。

「おはよう・・・♪」

私も微笑んだ。

「ったく・・・。昨日ソファーで寝やがって・・・誰がベッドに運んでやったと思ってんだ」

「・・・ごっごめんね?」

「いいよ、別に」

ちょっと怒ってる?

「ん?何?」

また小さく笑った。

いや・・・怒ってない♪

「ありがとね」

―ギュウゥゥ・・・

翼に抱きついた

くぅ~・・・しあわせぇ♪☆

「温かぁ~い・・・♪」

「・・・っ・・・・・。はぁい!終了!!」

私を体から引き剥がした。