「そーだ。今日の放課後カラオケでも行かね?」 そう雄介君に言われたのは昼休みのことだった。 「いや……でも……私、歌下手だし。」 「下手でもいいじゃん。楽しめれば。」 ……男の子とカラオケなんて……。 「行ってきなよ。楽しいよきっと。」 まあ……秋穂がそういうなら…。 秋穂の言葉に後押しされて、私は雄介君とカラオケに行くことになりました。