-春木 みゅう-said

たまちゃんが公演会場、今の生徒会室から出て行った。

「華都…か…」

「みゅう?どうした?」

「前言ってた過去…」

「!?おま…!」






-6歳(小1)のころ-

「お母さん!!!いやだよ!!おいてかないで!!お父さん!!!!」

僕がまだ、純粋で、あんなキャラじゃないころだった。

「ごめんね?あなたの妹と弟と、私たちのためなの、がまんしてね」

「もうつらいから2度とあいにこないからな…」

「いやだぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!」

【華都 みゅう】昔の本当の名前。

僕は小学校に上がるころに、大きな企業を何個も持つ家族に売られた。
華都家は一般の家と変わらないぐらいだったはずなのになんでか売られてしまった。

それから、毎日毎日自分専用のメイドや執事が生活をサポートしてくれた。

毎日毎日…毎日毎日…。ずっーと社交パーティに参加させられ、いいところでレベルの高い学校にいかされ…。

自分の気持ちや意見は何も聞いてもらえず、言われるがままの生活だった。

ある日、それがいやになって、初めて家、学校にさからった。


そのとき、自分が助けを求めに無意識に言ったこところは【暗い街】だった。