「ん~?ちょっとたまちゃん来てもらって良いかな??まぁ、否って言わせないけどねぇ」

春樹さんが怖い…。

「は、はい…」

連れて行かれたのは…。

「公演会場室…?」

私が春木さんに連れて行かれたのは、公演会場室とかいてある場所だった。
公演会場室??公演会場はわかるけど、室??

「たまちゃん、さっきのは忘れてもらっていい??」

「え?さっきのって…」

「たまちゃんが楼(ろう)に聞こうとしてたこと」

さっきの人は楼っていうのか…。それよりも…。

「春木さん、どうしてですか?」

「それは…!!」

春木さんがあせりだす。どうしてなんだろう…。

「みゅう…」

自分と春木さん以外の声が聞こえた。

「!?こう、めい…」

「みゅう、此処は今、生徒会室につづいとるから声が聞こえるよ」

私には何を言ってるのかさっぱりで、ただ唯一分かったのは…香雀さんが生徒会に関係していること、それだけだった。