「注目。今日から転校生が入る。仲良くしろよ、華都珠樹だ」

「宜しくお願いします」

教室はひろく、でも人数が30~40人しかいなかった。

「華都、お前はあっこな」

そういって、担任が指差したところは…。

「たまちゃん、隣だね!!よろしく」

「お前が隣かよ…、まぁよろしく」

「宜しくお願いします」

自分の席の周辺には見覚えのある顔ばかり…しかなかった。


「あいつらとかかわってるぞ、転校生」

「かわいそうな…」

「かかわらないほうがいいかも」

周りからはそんな声がする。

なんなのだろう…。


「ホームルームはここまで」

先生が教室からでていく。

自分は気になることを聞きにいく。

「なぁ、さっき言ってたことってどうゆうことなんだ?」

「…それはな…。あとで教えてやるよ。昼休みに帝寮の1階100号室」

「え、あ、うん」

「ねぇねぇ、たまちゃん!何の話?(黒笑)」

春木さんがかわいくない、逆の顔をしていて、怖かった。

「は、るき、さん??」