第一部    
    

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                     学園生活。


「おはようございます。夏希様。」
メイドさんの呼びかけで目を覚ます。
「おはようございます。いつもありがとうございます。」
私の名前は雪村 夏希。私の家は雪村財閥グループ。
世間で言う私はお嬢様。
「おはようございます。お母様。お父様。」
「あっ!夏希おはよう!」
「おはよう!」
いつも通り。平和だな!
私の両親は他の財閥の家より優しい方だと思う。なかなかっていうかめったに怒らない。
まぁ。そのことはおいといて。
よし!学校行こう!行く気満々!充電完了!
朝食を食べて、お母様とお父様に挨拶をして
竹中さんが運転する車に乗り込む。
「いつもありがとうございます。竹中さん。」
「いえいえ。これが私の仕事手ですから。」
竹中さんへとっても優しくてかっこいい人。っていうのが第一印象。




   やっと学校に着いた。車移動はやっぱりなれない。これだけで疲れてしまう・・・
 私が通っている学園はお嬢様が多く通う学園 桜木学園という学園。私のクラスは1ー1の進学クラス!
 「おっはよー!夏希!」 「おはよう!加古ちゃん。」
彼女は伊原加古。
伊原財閥グループのお嬢様。小学校からの中で今では大がつく仲良し!ちなみに同じクラス。
 「ねぇー聞いて!夏希!うちの両親が勝手に、しかもいきなりだよ!お見合いしろって。ひどくない!?」
 「えーー!嘘、本当!?何でいきなり?」
 「なんかもう高校生なんだから結婚考えたら?って!もーう!」
 「まぁまぁ。どうどう!勝手に決めつけられるのはいやだよね・・・」
私もいずれそうなるのかなぁ?出来れば自分で決めたいなぁ。
えーと私の靴箱は・・・  またかぁ・・・ラブレターそろそろ辞めてくれないかなぁ。
「夏希今日もモテモテだね!」 
「あんまりうれしくないけどいい加減辞めてくれないかなぁ。」
「まぁまぁ。いいことではないですか。。」
「どこがよ!」  もーう!
   



「ふぅー」先生人使い荒い。もーくたくた・・・竹中さん待たせちゃってるだろうな。
 「お帰りなさいませ。夏希お嬢様。今日は遅かったですね。」
 「はい。ちょっと先生から頼まれていたので。すみません。」
 「いえいえ大丈夫ですよ。」
また車に乗って家に帰る。これがまた疲れるんですよ。でも眠いし寝ようかな?
 「竹中さん。私少し寝たいので着いたら起こしてくれますか?」
 「分かりました。」
 「ありがとうございます。」この後すごく驚くことも知らずに。                  
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                    婚約者発表?

 「夏希様おつきになりました。」うーん。まだ眠い。
 「ありがとうございます。竹中さん。」
 「いえいえ。」
家に入っていう一回寝よう。なんかすごく疲れた。

 「ただいま帰りました。お母様。」 
 「あら!お帰り。」なんかすごくご機嫌。何かいいことあったのかなぁ。
 「急なんだけど。そこに座って!」
 「はい。」なんだかイヤな予感しかしないんだけど気のせいかなぁ?
 「えーと。あなたの婚約者が決まったわ!」
 婚約者!!何でいきなり?なんかの冗談?はぁー!意味わかんない。私話題についていけない。
 「どうしたの?黙ってしまうほどびっくりした?」
 「そりゃ。しますよ!!」何かお母様はあらって逆にびっくりしてるけど・・・普通びっくりするよね?
 「そして今からその人に合うからよろしくね!夏希。」
はいーー!婚約者発表もびっくりだけど今合うのー!
 「あのお母様。そのお方は同じ学園なのですか?」
 「ええ。」
マジですか・・・
 「・・・・」とりあえず部屋に行って頭の中整理しよう。
 「あの。お母様。一回お部屋に行って頭の中整理してきます。」
 「わかったわ。早くね!それと婚約者はイケメンだから心配しないでね!」
そうゆう心配はしてないけど。本当にどうしよー。婚約者ぐらい自分で決めたかったなぁ。