稚花の元へ行くと、お弁当の準備をしている。

…なんだか申し訳ない気持ちになってきた。

ーーいつもなら3人で食べるのに。

そんなことを考えながらも今日琉翔が2人で居たいのは、多分私に話があったからだと思う。
……真剣な目で見てきたからそう思ったのだ。

申し訳ないと思いつつ声をかける。

愛「稚花〜!」

稚「ああ!愛無どうしたの?丁度良かった。いまお昼の支度終わったから一緒に食べよ?」

いつも通り稚花はキラキラした目で話したいことがあるの!!と言って私をお昼に誘った。

愛「ご、ごめん!!今日は琉翔と2人で食べるから他の子誘ってくれる?ほんとにごめんね…」

稚「………る…い。」

何か稚花がブツブツ呟いていた。

とても怖い形相で…

愛「ご、ごめんね…?稚花…どうしたの?」

戸惑いながらも謝る。謝らなければもっと怒らせてしまう…!!そう思ったのだ。

稚「…ん?別にいいよ?それより、今度の週末一緒に買い物に付き合ってよ!!そしたら許してあげる。」

愛「わ、わかった。」