聞く方も疲れるや。。。

なんて言ったって長いんだもん。

「いや、そんなことより、早く部屋に連れて行ってください。」

と恋歌が呆れたように言う。

「そんなことって。。。まぁ、いいや。恋歌お嬢様は、お気に召さなかったみたいだね。はい、これ部屋の鍵。7人のナイトたち。お姫様を連れて行ってあげて。」

ちょっ。ナイト。って。

学生寮(厳密に言うと。男子寮)は、学校から歩いて3分の所にあった。

扉………というか門というか。

とりあえず、入り口を開けるとやっぱり。

と言っていいほど、メイドさん(学校より、少ない。)と執事さん。

「「「「「「「ただいまー。綺月(はづき)」」」」」」」

と言う。綺月さんは、メイドさん。

「「お、おじやましまーす。」」

と遠慮がちに言う。

「まぁ、可愛らしい娘だこと。今日からここに住むのね。聞いています。さあ、こちらへどうぞ!」

と言うと、悠稀が持ってた鍵を勝手にとった。

やっぱ、黒いよ。

悠稀は、黒い笑みを浮かべる。