結局、寮についたのは家を出発してから、翌日の昼過ぎ。

昨日までのことは何だったんだろう?と思い返される。

思ったより大きな寮でいったい、何百万円、いや、何千万使ってるんだろう?と一瞬考えさせられた。

ま、なかなか入りたくなかったから、それを理由に、周りをウロウロ。

絶対不自然に思われていたことだろう。

やっと私が入ろう!と決意した時には、みんなには、とても笑われていて。

(何でみんな笑ってるの?)と首を傾げる。

その頃、みんなは私の事を見て、(可愛い!)と思っていることを私は知らなかった。