次の日





学校に着くと教室の前にはもう人だかりが…



なにかとおもえば、新谷君を見に来た女子供。



昨日はクラスとか見るので精一杯だったからね~



やっとの思いで教室の中に入って席にかばんを置く。



「あ、相宮!はよっ」



キュン。



朝からこの笑顔…もうお腹いっぱいです。



「おはよ~、人すごいね~、大変だね~」



「ほんと、なにがあったのかな?」



…え、うそでしょ。気づいてないのかよ~



「そ、そうだね!なにかあったのかな!」



「それより一時限目から化学だって~俺化学苦手なんだよな~」



「え~化学面白いじゃん!むしろ現文とかのほうが難しい~」



「あ、だからこの間筆箱忘れたん?」



「ちがいます~」



「てか、日本人なのに現文わかんないの?(笑)」



「関係なくない~?」



「何なら教えてあげようか~?」



「え?!ほんとっ?!現文だけ絶望的なんだよね~」



「うん、いいよ~、でもその代り化学教えろよ~」