「でも今はみあと一緒にいた方が楽しいよ?」

そんな言葉は私の耳には入ってかなかった

頭の中にリピートされるのは''みあといるよりクラスの子と一緒にいる方が楽しかった''っていうありさの言葉

「そ、そうなんだ」

私はうまく笑えてるだろうか

あぁ、友達に裏切られるってこうゆうことなんだ

勝手に仲直りした気になってたのは私だけ

ありさは中3の時の喧嘩を引きづっていた

たまに遊びを断るのも、学校の行事をクラスの子と回ってたのも全部私が苦手だったから

友達だと思ってたのは私だけ

ありさは学校に馴染めない私を見て嘲笑ってたんだ

そう思った

ありさと別れて、部屋にこもって泣いた

「なんで…。なんでなんでなんでなんで!…ふぇ…」

止まらない涙に歯止めはきかなかった

気づいたらそばにあったカッターで手首を切りつけていた

痛み?そんなものあの頃の私にはどうでも良かった

え、そんなことで?って思う人もいるかもしれないけど、私にとっては十分すぎる理由だった

そうする事でしか自分を抑えきれなかった
何度も何度も切りつけて、私は心も体も傷だらけになった