翌日目が覚めると彼の姿はなくなっていた 仕事にでも行ったのだろう 私は彼がいない今のうちに荷物を詰め始めた 持って行ける物だけでいい 他は捨ててくれて構わないから だから最後にできることを そう思って私は部屋の掃除を始めた 埃一つまで綺麗にとるように 掃除が終わり時計を見ると既に昼過ぎであることが分かった