暖かい春の日。
私は校門の前に立っていた。
今日は中学の入学式。
「もう中学生か……。」
わたしはだいぶ緊張していた。
出る前はお母さんとお父さんに大きい声で「校門超える時ぜったいジャンプでこえる！！」とかいって階段を一つとばしで降りてだいぶのハイテンションだった。
しかし！今とは状況が違う！
ほんとうに校門の前にたって「よっしゃゃゃ！」っとこえれないほどの緊張ぶりだ。
でも、言ったんだからジャンプでこえてやる！だいたい校門こえるだけのことで緊張することない！うん！
「よっしゃゃゃ！」
っとわたしはジャンプをして校門を越えようとした━━━…
だが、なにかにつまずいて転んでしまった。なんと恥ずかしい。「初日にいきなり校門の前で転んだ女」としかおぼえられないだろう。なんてわたしはばかなのだぁぁ！！くそぉぉぉぉ！！！
「アホやな」