すかさず海音が私に声をかける。
「大丈夫だった?あんな言葉気にしなくていいからね。絶対ひがみだから。」
「うん。大丈夫。ありがと。」と私は、心配をかけないように笑顔で言う。
「大丈夫じゃねーだろ。顔と左手首、それに左足に激痛はしってるくせに。」
と紫苑が言う。
「はぁ、紫苑にはかなわないね。あたりだよ。」
「そりゃ、隣人同士の長い付き合いだからな。ちなみに、顔は左頬にかすり傷、左手首と左足はひねっただけだから心配しなくて大丈夫。ただ、保健室に行ったほうがいいかもな。」
さすが紫苑。的確だ。
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