なんやかんやで初デートは終わり。

今日はみんな家にいないから私は、佑樹くんの家に寄せてもらうことにした。

家は私が思ってたより大きく、家族も多そう。

出迎えは、佑樹のお母さん。

めっちゃ美人さんじゃん。

部屋に行くまでに、多分この家の全員にあったんじゃないかな?

5人くらい会ったよ。

一人目はもちろん出迎えてくれたお母さんの理穂(りほ)さん。

二人目はリビングテーブルにいたお父さんらしき人優生(ゆうせい)さん。

三つ子の蓮(れん)くん、雛子(ひなこ)ちゃん、唯花(ゆいか)ちゃん

そして、高2の秋人(あきと)くん。

6人じゃん。

秋人くんには出会った瞬間。って言っても佑樹がジュースを取りに行った瞬間に同じ部屋だったからキスされた。

この家の人、軽いよね。

「おれ、一目惚れしたかも。」

「私、佑樹と付き合ってますし。」

「佑樹が嫌なら俺にしてね?」

いやいや、この人ちょっと変。

結局、連絡先まで交換させられちゃったし。