すると、キレれたのかしらないが、猛烈に怒り出す。

「は?ざけんじゃねーよ。ちょっとくらいモテるからって調子に乗りやがって。」

と言いながら、殴りかかってくる。

私の腰まである後ろ髪が邪魔しながら次々と飛んでくる拳を避(よ)けた。

避けるのも長くは続かず、花壇の石垣に足を取られる。

しまった!

バン!私は、地面にたたきつけられる。

上をふと見ると拳を振りかざした鈴中君。


もうダメ。。。。

諦めかけたその時!

バシ!

恐る恐る私は、目を開ける。