私達は、真っ先に駆けつけたということもあり、家族のみんなに知らせる。 そして、イツメンのメンバーも呼んだ。 「ねぇ。目を覚ましてよ。」 と今、紫苑に向かって語りかけている人は紛れもなく紫苑のお母さん。 なんか、スゥスゥと寝息を立てている時点で寝ているだけだと思ってしまうほど、安らかだった。