「あれ?私。いつの間にか、寝ちゃったんだ。」

「起きたの?はよー。」

と奏太。

「はよー。じゃないわよ。」

私は、反射的になった。

「何?」

「いま何時よ!」

「夜10時。なにかあったのか?」

「見たいTVあったのに……。じゃなーい。
付き合ってやってもいいわよ。っていうか、付き合って。好きだから。」

「え?マジで言ってる?」

「マジじゃないとこんなこっ恥ずかしいこと言えないわよ。」

「そうだよな。じゃ、これからよろしくな!」

「こっちこそ。」