小さい頃から、男の子ばかり周りにいて、女の子は私一人だった。

いとこの中でも私は、アイドル扱いされ、家族や親類の中でも小さな私くらいの女の子はいなくて、それでも楽しかった。

いつの間にか、女の子がいない生活が普通と思っていた。

隣にも幼馴染の男子がいて、親同士もとても仲が良かった。

隣に住んでる紫苑に初めてあった時は、女の子みたいな髪型でびっくりしてたけど。髪を切るとなかなかわたしの好みで。

私は、この頃から紫苑に恋してたんだ。

でも、恋をした時にはもう遅くて。

姫里先輩と付きあうようになっていた。

多分、両方の親は反対したことだろう。