私が気づいた時には、もう遅かった。

ベッドの上でなぐさめていたのだが、それに気づかなかった私も悪い。

海音の体は弱い。

息が荒くなってきていた。

「ナースコールして!」って私は、叫んだ。

雛は、躊躇なくナースコールした。

1分後、先生が来た。

すでに、海音の過呼吸は始まっていて、息するのがとても苦しそう。

慌てて看護婦さん来たのでびっくりしていたほど戸惑いを隠せなかったらしい。