海音が話し終わって泣き出すまでそう時間はかからなかった。

私は、雛に自販機でレモンティーを買ってきてもらい、遼君に椅子を一脚持ってきてと頼んだ。

こういう肝心なときにあいつ(奏太)がいないんだから。

泣いて嗚咽が止まらない。

今回は危ないかもしれない。

危険を感じていた。

今回は、かなり重症。