「顔…どうしたの?」

「…」


言いにくそうに視線を逸らすマユに多少の苛つきを感じる。



…お前、俺を頼ってここに来てるのに…なんで話さねぇんだよ。



「とりあえず、食べられる物買ってくる…勝手に風呂使っていいから。」


歯がゆさを振り払うように靴を引っ掛け外へ飛び出す。
タバコの箱を掴むのを忘れない。


あーあ、禁煙成功してたんだけどな…3ヶ月間だけだけど…。