3ヶ月か…。まぁ、もったほうだろうな。


頭の中は酷く冷静なのに心臓はバクバクと脈打ち、体は一直線に荷物へ向かっていく。



「マユ…」


声をかけると予想通りの声がかえってきた。


「アキラ…」



遅かったじゃん。と笑うマユには、薄っすらと雪が積もっていた。

いったい、いつからここに居たのだろう。