入国審査を受けて、ベルトコンベアーで自分の荷物が流れてくるのを待ってる時だった。

ふと顔を上げると、視界の端で金髪が見えた。

視線を横にやると、曲がり角を金髪の女性が曲がっていくのが見えた。

「…まさか…ね。」