大きな荷物を預け、出国審査を受けた後、飛行機に乗るまでの時間、しばしの休憩になった。

トイレの入口で眠り姫達を待っていた時、
「友花ちゃん。」
愛佳ちゃんが声をかけた。
「なん?」

あたしが尋ねると、彼女は薄いピンク色をした1枚のハンカチを見せた。