ねぇ春花。


春花はいつも私に遠慮してる。でも、私はなんとなく分かる。


―俊くんは、本当は―



「沙良ちゃん!!」

海斗が勢いよく呼んできた

「…?」


海斗は一言して、
「俊とは、また会えるよ。また会いにこよーぜ!!」



海斗は親指をたてて、グーのポーズをしてきた。



そんな海斗に、もうっ今泣きやむとこだったわよっ!と言い返した。