「風太」



部屋の奥へ歩んでいく。



「うわぁ」



足に何か引っかかり倒れそうになった。



見ると足元には布に巻かれた拳ほどの大きさの何かが置かれていた。



乃春は惹き付けられるように布に巻かれている物を手にとり布を外して行く。



ひ光ってる



中から現れたのは黒く丸い形をした石のような物だった
そして所々から光を放っていた。



異国の人間はこれをどうするんだ?



刹那黒い物が乃春の口目掛けて飛んできた。



「うぅ…あぁぁ…」



苦しい息ができない



あまりの苦しさに倒れこみ首元を抑えるが、ぐらりと視界が揺れ意識を手放した。