―拓真side ―

ピピピピ…

目覚ましの音で目が覚める。


慣れた手つきでアラームを止め、体をおこす。



…少しだるい。



あれから、ずっと寝ていたから。

寝過ぎだ。


リビングにいくと、母親が一人。

朝食をつくっている。

父親は、仕事に行ったのだろう。

「拓真、おはよう。」

「…はよ。」

それから、朝食を食べ、顔を洗い、学校に行く準備をした。