連れてこられたのは人気のない4階の廊下だった。
「……なに?」
凪咲「…あの。ごめん。」
瀬奈「あたしら、やりすぎた。」
いきなり謝ってきた2人に
動揺しながらも、私はもう一度
落ち着いて口を開いた。
「どうして私に怒ってたの?」
瀬奈「それは…」
2人によると、きっかけは
私の些細な一言だったらしい。
その場では、流していたらしいが
後から腹を立てていたという。
「そうだったんだ…」
凪咲「いくら、腹立てたとはいえ、酷いこといっぱい言ってごめん…!」
瀬奈「ほんとにごめん…」
「もういいよ。元はと言えば、私の些細な一言が2人を傷付けたんだもん。
私こそごめんなさい。」
わたしが謝ると
2人は抱き着いてきてくれて、
3人で一緒に泣いた。
「私、2人と仲直り出来て良かった」
凪咲「そんなのあたしらもだよ」
瀬奈「明日からまた馬鹿やろうね!」
その日は3人で一緒に帰った。