翌日、私は重い足取りで学校に向かって歩いていた。

「はぁ。仲直りしたいなあ。前みたいに3人で笑い合いたいなあ。」

朝からもう10回は
ため息してるだろうってくらい
気分が沈んでいた。

「今日、早退しちゃおうかなぁ…」

??「だーれが早退するだって?ん?」

「げ…。」

目の前に現れたのは太田先生。

「だから、先生には関係ないって言ってるでしょう。朝から何ですか。」

反発する私に
いつもふざけてる先生は
真剣な顔をして、

先生「お前に話がある。ちょっとこい」

と言って私を連行した。

先生のすごく真剣な顔を見たのは初めてだったし、
なにより有無を言わせないその態度が
私の足を無理矢理動かしたように思えた。