温泉にゆっくり浸かり、私は部屋に戻ると大和も丁度戻ってきた。
そして夕食も運ばれて来て、刺し身にお肉、それに山で採れた山菜の天ぷらなんかもあった。
美味しそうな料理にお腹がグーっと鳴ってしまった。
「ハハッ、じゃあビールで乾杯して食べるか!」
「うん」
恥ずかしかったけど仕方ないよね。
だって料理が凄く美味しそうだったから…
グラスにビールを注いで二人で乾杯してビールを飲んだ。
それから料理を食べると美味しくて、幸せな気分になった。
「今日は連れて来てくれてありがとう!」
「ああ!俺も来て良かった!」
二人で微笑んだ。
料理を食べて旅館の中にあるお土産売場に大和と向った。
会社の皆にお菓子を買い、真尋の好物の饅頭は別で真尋にあげる為に買った。
お土産をかって旅館の外に出ると空気が気持よくて、温泉とお酒で火照った体を程よい風で火照りを冷ましてくれた。
部屋に戻ると布団が敷かれていて、私はお土産を床に置くとそのまま布団に寝転んだ。
いつもはベッドだけどこうして布団に寝るのも悪くない。
私がゴロゴロしているといきなり部屋の明かりが暗くなり、枕元にあった証明の明かりだけとなった。
すると大和が急に私の上に覆い被さりじっと私を見つめた。