少年はその人は病院の看護師をしていて

あの少女が重い病気を

患っていたことを聞きました。

1週間に1回外出許可がでて

少女は帰ってくると

すごく嬉しそうで

丘で少年と会った事

とても楽しそうに話してくれたんだ

と、看護師さんは教えてくれました。

そして

少女が亡くなったことも

教えてくれました。

治す方法が見つかっていない

難病だったことも

自分で医学を学んで

自分で治そうとしていた事も

全て教えてもらった時、

僕は泣き崩れました。

どうしてあの時早く

気付いてあげなかったんだろう。

医学の本、というヒントがあったにも

かかわらず。

最後に看護師さんはこう言いました。

「華ちゃんはとても夕君が好きだったよ

ハンカチを貸してくれたの!

名前書いてある…夕だって!

って、嬉しそうに話すんだ。

それとあの丘と木も好きだったと思うよ。

華ちゃんのためにも

これからも丘に通ってくれるかい?」